花粉症治療について
スギ花粉症だけではなく、毎年さまざまな花粉症にお悩みの患者さんが受診されます。当院では、保険診療・自費診療さまざまな花粉症治療に対応しております。ぜひ、お気軽にご相談くださいませ。
保険診療による花粉症治療
花粉症に対して保険適用となる注射治療は「ヒスタグロビン注射」「ノイロトロピン注射」の2種類があります。
ヒスタグロビン注射による花粉症治療
アレルギー疾患を「体質から改善」する根本治療です。全てのアレルゲンに対してのアレルギー反応を抑える治療法で、スギ花粉症以外にも、気管支喘息、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎などの疾患に有効とされています(有効率は50〜70%と言われています)。
抗ヒスタミン薬など内服薬で花粉症の症状が改善されない方は、ヒスタグロビン注射を検討してみてください。ステロイド注射とは違い副作用が極めて少ないこともポイントです。
ノイロトロピン注射による花粉症治療
鼻の粘膜などに作用して、花粉が引き起こすアレルギー反応(鼻水、鼻づまり、くしゃみなど、皮膚の痒みなど)を抑える治療法です。また、ヒトの体を守る細胞であり、アレルギー反応を起こす細胞でもある「好酸球」の作用を抑えることもわかっています。
自費診療による花粉症治療
花粉症に対して自費診療となる治療として「高濃度ビタミンC点滴療法」「グルタチオン・αリポ酸の点滴治療」を行っています。
高濃度ビタミンC点滴療法による花粉症治療
ビタミンCはヒスタミンの血中放出を防ぐといわれています。また、抗酸化作用により活性酸素による皮膚・粘膜の損傷を防ぎます。ビタミンCはアレルギーの炎症を抑える働きのある「コルチゾール」の生成に必要な成分でもあります。ビタミンC点滴は美容の面からの効能が先行しがちですが、スギ花粉症治療としてご検討いただければと思います。
グルタチオン及びαリポ酸点滴による花粉症治療
グルタチオンも強力な抗酸化作用を持つため、ビタミンC点滴と同様に花粉症に効果が期待できます。リンパ球のヘルパーT細胞には「Th1細胞」と「Th2細胞」があり、Th2細胞が優位になるとアレルギー疾患になりやすくなります。グルタチオンが十分な量存在するとTh1細胞優位となり、免疫の暴走が起こらないようになります。そして、αリポ酸は抗酸化反応で失活した「グルタチオン」や「ビタミンC」をリサイクルする作用があります。
当院の点滴治療
当院では、内服・外用薬による花粉症治療と、点滴・注射療法による花粉症治療を行っています。どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。※グルタチオン・αリポ酸による花粉症治療は自費診療となり保険診療対象外です
ヒスタグロビン・ノイロトロピン注射を含めた花粉症治療のご予約は以下の「専門外来」予約フォーム、注射をご希望されない花粉症治療のご予約はこちらの「内科・小児科」予約フォームからご予約ください。
花粉症外来の予約はこちら