ワープ。
「宇宙戦艦ヤマト」世代の僕にとってはとてもなじみ深い言葉です。
念のため、ご存じない方の為に簡単に説明すると
超高速で空間を移動する、という架空の概念です。
地球愛だとか宇宙のロマン、といった物語の内容も手伝って
今思い返してみても少年時代の甘ったるい感傷で
胸が締め付けられるようによみがえってくる言葉です。
日頃のルーチンワークの中でともすると忘れがちになりかけてはいますが
それでもいつかワープできる時代が来ればいいなとずっと憧れてきました。
昨年、ニュートリノが光速を超えたと大きく報道された時には
いよいよこの憧れが現実のものになるかもしれないと
本当に心躍らせたものでした。
しかしつい最近になって
超高速は誤りだったと報道されたのを知り
少年時代のあこがれのままで心の中に封印しようと諦めにも似た思いでいました。
「ヒッグス粒子発見!?」
昨日の新聞の一面の見出しでした。
専門家ではないので詳細はほかに譲りますが
ヒッグス粒子はすべての物質に質量を与えるもので
逆に言えばヒッグス粒子以外には質量がないといえます。
相対性理論では質量のある物質は超光速となりえないそうなので
これも逆に言えばヒッグス粒子の存在は超光速物質の存在の可能性を期待できる、と判断します。
さあさあ、面白くなってきました。
イスカンダルに行ってスターシアに会える可能性が
万が一にも出てきた可能性があるのです。
(「宇宙戦艦ヤマト」の中の話です。ご存じない方はごめんなさい。)
冗談はさておき・・・
例のテレビ電話で
「白鳥座のデネブっておしりっていう意味だよ。」と娘が突然言い出しました。
何事かと思ったら妻曰く、
「学校でプラネタリウム見学に行く前に習ったらしい」とのこと。
「そうか、よく覚えているね。
ついでに夏の大三角形って何か先生に聞いてごらん。」
「うん、わかった。」
ご存じ、はくちょう座のデネブ、こと座のベガ、わし座のアルタイルのことですが
一方でベガはおりひめ星、アルタイルは彦星のことです。
七夕が近いので、その話題で子供たちが盛り上がってくれればいいなと思っての発言です。
ちなみにそれぞれの星までの距離ですが
彦星まで約16光年、おりひめ星まで約25光年、デネブまで約1500光年です。
ワープが可能になったら
おりひめと彦星の逢瀬をのぞき見した後
白鳥のお尻を触ってくるなんていう七夕ツアーも可能になります。
「趣味が悪い!」と娘にたしなめられそうですが。
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