紫外線や日焼けによるシミの原因と対策・治療法

いくつか種類があるシミのうち、その多くが「日光性黒子(老人性色素斑)」という紫外線が原因とされるタイプのシミに分類されます。今回は紫外線が原因のシミついて、ご自身でしていただける対策からクリニックで対応可能な治療法まで、ご紹介させていただきます。

紫外線はシミの原因

肌は紫外線から細胞を守るために黒色メラニンを生成します。さまざまな理由により黒色メラニンが過剰に作られたり、加齢により肌の新陳代謝(ターンオーバー)が乱れることで、黒色メラニンが肌に残ってしまい、色素沈着することでシミになります。

紫外線が原因の日光性黒子(老人性色素斑)対策

紫外線が原因のシミ対策としては「紫外線を防ぐ」「日焼け後すぐのケア」「抗酸化作用を高める」これら3つがポイントとなります。

紫外線を防ぐ

まずは日焼けをしないことがシミ対策の基本です。

紫外線を避ける(季節・時間帯)

1年を通じて紫外線は降り注いでいますが、3月ごろから紫外線が強くなりはじめ、5〜7月ごろピークになり、9月ごろまで強い時期が続きます(これらの時期以外でもシミ対策のためには、基本的には日焼け止めを塗ったほうが良いとされています)。紫外線は正午を中心に10〜14時が最も強いため、紫外線の強い4〜9月ごろの日中は、とくに注意が必要です。

紫外線を避ける(日傘・服装)

日傘やUVカット率の高い帽子やアウターを羽織ると効果的です。日傘は遮光率の高い商品を選びましょう。日本洋傘振興協議会では、遮光率が99%以上の生地を使用したものを遮光傘、99.99%以上の生地を使用したものを1級遮光傘と呼び、遮光マークを表示しているそうです。参考:日本洋傘振興協議会

日焼け止め

生活シーンに合わせた日焼け止め選びがポイントです。通勤や通学など日々の生活で使用するならば、しっかりUVをブロックしてくれる「SPF50+」「PA++++」が安心。2〜3時間おきにこまめに塗り直しましょう。

日焼け後すぐのケア

肌を冷やす

紫外線を浴びて日に焼けた肌は炎症を起こしている状態です。帰宅後すぐ、普段つかっている化粧水で構いませんので肌の「火照り」を鎮静させるのが大事です。火照りが強い場合は、冷水やタオルで包んだ保冷剤で冷やしましょう。

しっかり保湿する

紫外線を浴びた肌は乾燥しています。化粧水や美容液が含まれたマスクなどで保湿しましょう。日焼けした肌はとてもデリケートな状態になっているので、敏感肌用化粧品など低刺激のものがおすすめです。

抗酸化作用を高める

紫外線は「UV-A(紫外線A波)」「UV-B(紫外線B波)」「UV-C(紫外線C波)」の3種類に分けられ、紫外線A波は吸収されると活性酸素が発生。活性酸素はコラーゲンやエラスチンを破壊してシワやたるみの原因になります。また、黒色メラニンを増加させてシミが増える原因にもなります。活性酸素による酸化を防ぐ、抗酸化作用のある栄養素を摂取することで、お肌を守ります。

抗酸化作用のある栄養素

抗酸化作用が期待できる栄養素は以下のとおりです。サビない身体づくりのためにも、紫外線・日焼け対策だけではなく、日ごろからバランスのとれた食事を心がけながら、抗酸化作用のある栄養素を摂取するのも大切です。

・ビタミンA(βカロテン):緑黄色野菜、レバーなど
・ビタミンC:小松菜、カリフラワー、柑橘系の果物など
・ビタミンE:ナッツ、ごま、カツオなど
・ポリフェノール:赤ワイン、りんご、紅茶など

抗酸化ネットワーク

グルタチオン、ビタミンC、ビタミンE、αリポ酸は「抗酸化ネットワーク」と呼ばれ、同時に摂取することで高い抗酸化作用が期待できます。紫外線・日焼け対策として、これらを点滴する方法もあります。

内科だからできる日光性黒子(老人性色素斑)治療法

当院では以下のような診断方法と治療法をご提供しております。紫外線や日焼けなどが原因のシミが気になる方は、ぜひご相談くださいませ。

肌の診断(VISIA)

肌の状態を細かく分析できる「VISIA(ビジア)」という診断機器を導入しております。肌の表面に現れる前の隠れたシミも見つけることができます。シミの種類や大きさなどを正しく把握することで治療の指針にします。

アンチエイジング点滴

高い抗酸化作業が期待できる、グルタチオン点滴、高濃度ビタミンC点滴、αリポ酸点滴を行っています。サプリなどで摂取するよりも効果的とされています。

エレクトロポレーションによる薬剤の導入

痛みなしでイオン導入の20倍、通常塗布の80倍、有効成分を浸透させる「ケアシスS」という、最新鋭のエレクトロポレーション機器を導入しています。皮膚再生や美白・くすみだけではなく肝斑にも効果が期待できるプレミアム美容液ペップビューなど導入可能です。

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