経堂という地名の由来は?いろいろ調べてみました!

世田谷区経堂にある内科・小児科やまうちクリニックのスタッフ福田です。今回は、やまうちクリニックの所在地でもある「経堂」について調べてみました。すっかり慣れてしまいましたけど「経堂」って「お経」「お堂」を足したものですから渋い名前ですよね。Wikipediaには以下のように書かれていました。

地名の由来は、かつて御経を納める御堂(経蔵)があったためとされる。また、かつて存在した御堂が京都風の建造物であったために「京堂」と呼ばれ、それが転じて経堂になったともされる。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%8C%E5%A0%82

由来となったのは経堂山福昌寺?

思っていたとおり「お経」と「お堂」に関係のある由来のようです。では、その「御経を納める御堂」は現存するのでしょうか?その御堂があったのは、経堂駅南口を降りてすぐ、やまうちクリニックの近所でもある「経堂山福昌寺」という説が伝わっています。

この福昌寺さん、とても歴史が古くて、創建は1624年(寛永元年)とも言われてます。寛永といえば、江戸幕府第3代徳川家光の時代です。この福昌寺を開いた松原土佐守弥右衛門は江戸幕府に仕えた医師だったそう。やまうちクリニックとの繋がりを感じます。

そして「経堂」という地名の話です。実際には「お経」ではなく、松原が所有していた医学書や学術書を住人たちが「経本」と思いこんでいたため、彼の住んでいた屋敷を「経堂」と読んだことが由来と言われてます(諸説あるそうです)尊敬されていたお医者さんだったのかもしれませんね。

歴史的な建物や、百体観世音・梵鐘・彫刻など文化財が存在したのですが、残念ながら1975年(昭和50年)の火災で焼失してしまったそうです。

江戸時代の経堂ってどんなところだったの?

江戸時代の経堂を語るには、現在の武蔵野市あたりから玉川上水を元として分岐した「品川用水」を外すことはできません。名前のとおり品川まで水が運ばれ、多くの田畑を潤してきました。経堂も豊かな農地であったと言われてます。ちなみに品川用水は現在の「千歳通り」となりました。千歳船橋駅あたりで小田急線の線路と交差して、品川方面に向かっていきます。こうした歴史を知ったうえで地図を見ると、この地に東京農業大が存在するのも納得できます。

ということで、今回は「経堂」という地名の由来についてまとめてみました。街のことを知ると、街を散策するのが楽しくなりそうです。また、気になることがあったら調べてみたいと思います!

やまうちクリニックでは通常の内科・小児科診療に加えて「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」「男性更年期障害」「アンチエイジング点滴・注射」「AGA・FAGA」など加齢に伴う症状の診察を行なっています。ぜひ、お気軽にご相談くださいませ(クリニックホームページはこちら