「シミを取りたくてレーザー治療を受けたのに、逆に色が濃くなってしまった…」
実は、このようなトラブルは珍しくありません。
その原因の多くは、あなたのシミが一般的な老人性色素斑ではなく、「肝斑(かんぱん)」だったことにあります。肝斑は非常にデリケートなため、強い刺激を与えるレーザー治療は逆効果になることがあるのです。
今回は、間違いやすい「肝斑」の特徴と、身体の内側から透明感を目指す「内服・点滴療法」について解説します。
30代後半から増える「肝斑」の特徴チェック
まずは鏡を見て、あなたのシミが以下の特徴に当てはまるかチェックしてみてください。
- 30代〜40代になってから急に気になりだした
- 頬骨の高い位置に、左右対称にある
- シミの輪郭がもやっとしていて、境界線がはっきりしない
- 生理前やストレスが溜まると色が濃くなる気がする
- 洗顔やメイクでゴシゴシこすってしまう癖がある
これらに当てはまる場合、「肝斑」の可能性が高いです。肝斑の原因は紫外線だけでなく、「女性ホルモンの乱れ」や「摩擦などの慢性的な炎症」が大きく関わっています。
「こすらない」+「点滴・内服」という選択肢
肝斑治療の鉄則は、「刺激を与えずに、内側から炎症を鎮めること」です。
当院では、以下の「内側からのアプローチ」を推奨しています。
1. 毎日の内服薬(トラネキサム酸)
肝斑治療の主役とも言える成分です。メラニンを作る細胞(メラノサイト)の活性化を抑える効果があります。市販薬にも配合されていますが、医療機関では症状に合わせて適切な量を処方します。
2. 週に一度の「点滴美容」
内服薬よりもダイレクトに、高濃度の有効成分を全身に届ける方法です。
- グルタチオン点滴(白玉点滴):
強力な抗酸化作用を持ち、メラニンの生成を抑制します。肝斑だけでなく、全身のくすみや、お酒を飲む方の肝機能サポートとしても人気です。 - 高濃度ビタミンC点滴:
コラーゲン生成を助け、抗酸化作用で紫外線ダメージをケアします。
忙しい人のための「点滴」という解決策
「毎日薬を飲むのは忘れてしまう」「エステに通う時間はない」
そんな方こそ、点滴治療が向いています。
- 施術時間:15分〜30分程度
- ダウンタイム:なし(直後からメイク可能)
仕事の合間や、お買い物ついでにサッと受けて帰ることができるため、忙しい現代人のライフスタイルに合った治療法です。
まとめ
シミ治療は、まず「診断」が大事です。自分のシミがどのタイプか分からないまま、自己流のケアや強いレーザー治療を行うのはリスクがあります。
当院では、専門家があなたの肌状態を診察し、「肝斑」か「その他のシミ」かを見極めた上で、最適な治療プランをご提案します。まずは一度、ご相談ください。
【本記事で紹介した治療に関する注記】
- 治療内容:内服薬(トラネキサム酸等)の処方、およびグルタチオン等の点滴製剤の静脈内投与。
- 費用(標準費用):
- 内服1ヶ月分):3,300円〜
- グルタチオン点滴(1回):3,980円〜
※全て自費診療(保険適用外)となります。
- 主なリスク・副作用:
- 内服薬:食欲不振、悪心など。血栓症のある方は服用できない場合があります。
- 点滴:刺入部の痛み、内出血、稀にアレルギー反応など。
- 未承認医薬品等について:高濃度ビタミンC製剤や一部のグルタチオン製剤は、美容目的での使用において国内未承認(適応外使用)の場合があります。当院では医師の管理下で入手・使用しています。