子育て記録機能やサポート機能などデジタルこども手帳「てくてく」など母子手帳アプリのご紹介

経堂にある内科・小児科やまうちクリニックのスタッフ福田です。育児に関するニュースをチェックしていたところ、こんなプレスリリースを発見しました。

デジタルこども手帳「てくてく」

ソフトバンク

「ESGの取り組み」をご紹介します。…

なるほど。どうやら自治体向けに提供される母子健康手帳機能などを持ったWebサービスらしい。自治体のLINE公式アカウントからもアクセスできるようになるとのことで、スマートフォンにアプリを入れたりアカウントを作らなくてもいいのは嬉しいところです。

もちろん、自治体向けに提供されるものですので、お住まいの自治体が導入しないと使うことはできませんが、使えるようになったら便利そうですよね。まずは母子健康手帳機能から提供されるそうです。

どんな機能があるの?(今後実装予定の機能も含む)

子育て記録機能

・母子健康手帳
・育児記録
・予防接種記録・スケジュール管理

子育てサポート機能

・自治体からの子育て情報
・年齢に合わせた子育てコラム
・発達アセスメント

行政手続き

・妊娠の届け出
・保育施設の現況届
・児童手当の現況届など

基本的な機能は備わっていそうです。

このアプリを提供するヘルスケアテクノロジーズはソフトバンクのグループ会社。同じくソフトバンクグループのLINE やYahoo!と連携したサービスが提供されます。

自治体のLINE公式アカウントがあれば、そこからアクセスできますし、行政手続きをオンライン申請できる「Yahoo!くらし」と連携される予定もあるとのこと。

また、政府が運営している「マイナポータル」と連携して予防接種記録を自動的に反映できるようにもなるそうです。

そのほかの母子健康手帳サービス

先行してサービス展開している母子健康手帳アプリや育児記録アプリもたくさんあります。利用されている方もいらっしゃるのでは?「てくてく」が参入してきたことで、既存サービスとの競争が激化しそうです。いくつか、ご紹介させていただきます。

母子モ ~電子母子手帳~

https://www.mchh.jp/login

music.jpやルナルナなどを運営するエムティーアイのグループ会社が提供する母子健康手帳アプリです。すでに460以上の自治体が導入。健康データの記録や予防接種のスケジュール管理、出産・育児に関するアドバイスの提供、自治体からの地域情報配信など、基本的な機能は備わっています。

母子健康手帳アプリ

https://www.boshi-techo.com/service/

特定非営利活動法人ひまわりの会が主催する「母子健康手帳アプリ」というアプリもあります。もともとNTTドコモが携わっていました。内閣府や医師会なども後援していますので安心して使えそうです。

気軽に使える育児記録サービス

自治体からのお知らせや各種サービスとの連携は不要で、気軽に育児記録をとりたい……という方には以下のようなアプリもあります。

ぴよログ

https://www.piyolog.com

基本的な記録機能だけではなく「片手で簡単授乳タイマー」など記録に特化したアプリだからこその便利機能も。記録をPDFに書き出して保存できる機能もあります。

パパっと育児

http://papaikuji.info

こちらも基本的な記録機能に加えて、2万人におよぶモニターから収集した泣き声データをもとにした赤ちゃんの泣いている理由がわかる「泣き声診断」機能なども。

さいごに

デジタル技術を活用して人々の生活を豊かにしていく「DX(デジタルトランスフォーメーション)」の推進が叫ばれていますが、身の回りの生活が少しずつ便利になっていくのはいいことですね。もっともっと便利になってほしい!今回は母子健康手帳サービス・アプリの紹介でした。

やまうちクリニックでは通常の内科・小児科診療に加えて「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」「男性更年期障害」「アンチエイジング点滴・注射」「AGA・FAGA」など加齢に伴う症状の診察を行なっています。ぜひ、お気軽にご相談くださいませ(クリニックホームページはこちら