真摯な対応

流行ってますね。
ノロウィルス。

先日、流行の兆しがみえていると
ブログにコメントしたと思ったらその後あっという間に。

昨日の当院の外来患者さんの4人に1人はこの感染を疑わせる症状でした。

「ありゃりゃ、ノロ祭りだ。」

大変不謹慎ですが、半ばやけくそでそう発言して
スタッフの苦笑を誘っていました。
僕を含めスタッフのだれもが感染しないよう祈りながら。

で、危惧していた通りマスコミ報道では
集団感染がどうだの死亡者数がどうだの
ゴシップ記事的な取扱いはあっても  
肝心の予防方法や対処方法に関して具体的に触れている報道は
案の定ほぼ皆無。
あ~あ・・・。

で、今日の休診日。
久しぶりに家族3人全員そろって朝食を終えた後
僕の運転で妻と娘を幼稚園の近くまで送りました。

路駐した車中で娘を幼稚園まで送るはずの妻を待っていると
突然その妻からの携帯が。
「ノロにかかったらしい園児さんの一人が
園の廊下で大量に嘔吐したらしい。
いまみんな避難して先生が消毒中だが
消毒液が塩素系ではないみたい。
娘は園の外にいるがどうしよう。」とのこと。

そのままUターンするよう指示し幼稚園を休ませました。

聞けばその園児さん、
昨日から体調が悪かったらしいのですが
にもかかわらず親御さんが登園させて
始業前にこのような大騒ぎになったとのこと。
しかも幼稚園には塩素系消毒薬がない・・・。

マスコミ、
親御さん、
幼稚園、
悪気があっての行動とは思わないのですが、
物事に真摯な気持ちで対応していたと果たして言えるかどうか・・・。

おかげで娘と一緒にいる時間が図らずもできたので
妻がちょっとしたお使いを済ましている間
二人で散歩をすることにしました。

天気が良いため
日向を歩くと冬にもかかわらず
暖かくて心地のいい散歩でした。

「パパとお散歩できてとてもうれしかったよ。」

嘘偽りのない
娘なりの真摯な気持ちからくる言葉でしょう。
親ばかよろしく
涙が出そうになるのをこらえながら
「ありがとう」と返事をするのが精いっぱいでした。

父のその姿を見た娘がすかさず
「ほんとは小さいころからお散歩が好きだったんだ。
でも歩くとかかとが痛くなるから歩かなかったの。」
とのたまわる。

おい、むすめ!
君はつい最近まで
いくら「歩け」といっても
抱っこだベビーカーだといって
ちっとも歩かなかったじゃないか。
調子に乗ってごまかすんじゃありません!!!。
もっと真摯な態度で発言を。