星の金貨

「満天の星空が見たい」

最近娘がよくそう僕に訴えかけるので
てっきり先月連れて行った
プラネタリウムの影響かと思っていました。

昨日は妻が友達と連れ立って
夜遅くまで新大久保に「韓流ツアー」に出かけていたので
久しぶりに僕が娘のお風呂当番となりました。

娘と一緒に湯船に浸かっていると
「これ読んで。」と僕に差し出されたのは
防水加工された紙芝居の「星の金貨」。

主人公が森の中で
満天の星空から降ってきた金貨によって
幸せになったという物語から
自分も満天の星空の下に行けば
幸せになれると思っての発言だと
昨晩遅くに帰ってきた妻から聞きました。

8月になってから気になっていたことは
広島・長崎原爆の日に関する報道が
例年に比べ極端に少なかったこと。
特に民放でこれに関する報道は
僕の知りうる限りほぼ皆無でした。


邪推すれば
福島原発事故に絡めて
放射能や原発に関して
国に不利になるような議論が
原爆の日を機会にこれ以上活発化することの無い様
高速鉄道衝突事故を起こしたどこかの国のように
報道規制がかかったんだろうなあ。
被災地救済という大命題は棚上げされたままで。

娘よ、
星の金貨の主人公が幸せになれたのは
満天の星空の下にいたからではなく
困った人たちに自分のことを顧みず
善行を施したからなんだ。
だから自分の保身だけを考えてる
周りの多くの大人たちをお手本にしないで
あの主人公の少女のように
他人の幸せを考えてあげることの出来る
人間に成長していくことを心から願うよ。

昨晩から今晩にかけて
ペルセウス座流星群がピークを迎えるとのこと。

満天の星空とはいかないけれど
雲り空がこの後晴れたら
家族を誘って流星を見に行こうか。

東北で同じ星空を見上げている
被災された方々が
これ以上悲しい思いをせず
流星群から零れ落ちた
星の金貨を手に入れられるよう
心から祈りながら。


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夏至その2;七夕に寄せて

少し間隔があきましたが続きです。

行きたかったのは
今年オープンしたばかりの
地区センターにあるプラネタリウム。

小さいころから
プラネタリウムが大好きで
高校生になってからは
最寄りのプラネタリウムに毎月行っては
広大な宇宙空間に
まだ見ぬ未来への夢を思い馳せていたものでした。

5歳の娘にはまだ早いとも思ったのですが
これも経験と行くことにしました。

センターに到着してみると
プラネタリウムの開園にはまだ少し早かったので
同施設にある
学習センターに行き
親子3人
学研の宇宙図鑑を広げてさっそく予習。

興味を持たないかなとも思ったのですが
図鑑を開いて解説し始めると
意外に食いついてくる娘。

「土星の輪ってきれいだね。」
「火星って赤いんだ。」

いっぱしのことを言ってきます。

一番関心を示したのは天の川。

去年短冊を飾った七夕のことを引き合いに出し
「織姫様とと彦星様が年に一度
この天の川をはさんで逢瀬を楽しむのが七夕なんだよ。」

年に一度の再開に
切ないとか良かったとか
子供ながらにそういった複雑な思いを感じていた
小さいころの自分と
同じような表情で図鑑を見入っています。

プラネタリウムが始まると
暗さに怖がったり
眠ってしまわないかと思っていたのですが
天の川をはさんだ
こと座のベガとわし座のアルタイルが
それぞれ織姫星と彦星であるとの
学術員さんの説明を聞きながら
天井に映し出された星空を
一生懸命覗き込んでいます。

大きくなったんだね。

ついこの間までは
一人では何も出来ない
頼りない存在だったのに。

南の空の孤高星 ― フォーマルハウト ― のように
周りに何も明るい星がなくても
自分ひとりでたとえ孤独でも
一生懸命に輝き続けるんだと
プラネタリウムを見ながら鼓舞していた自分を思い出し
今では日々忙殺される中で
放とうとする光が
ともすると埋没してしまいそうになることも多いのですが
僕の隣で
生まれたばかりだけれども
まばゆいばかりに輝いている
幼い星の導きで
今ひとたび輝くことを
あらためて心に強く誓いました。

昨年は1日飾りとなってしまいましたが
今年は7月3日に
妻が早々と飾り用の笹を用意してくれたので
娘が作ってくれた短冊に願いを書き込んで
早速飾り付けました。

願い事は毎年一緒です。

「家族いつまでも健康で
仲良く一緒にいられますように」

そう、
孤高のフォーマルハウトではなく
いくつもの星が寄り添い輝く昴のように。
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夏至その1

「昔から良く知られているが
夏至の日の太陽を浴びると運気が上昇するんだよ。」

以前から大好きな伊藤四郎さんが
パワースポットを特集したある番組で
昨年発言されていたのをふと思い出し
先週水曜日の夏至の日
晴れていたのをこれ幸いにと
家族で散歩がてら近くまで外出しました。

どうも最近
物事がスムーズに進まないというか
小さなけちがつくことがしばしばで
少しいらっとすることが多かったので。

道すがら
歩道に落ちていた青梅の実を見つけて
「これは何の実?」と
興味深々に聞きながら
家族での久々の散歩を楽しんでいる
娘の姿をほほえましく思いながら見ている内は
良かったのですが・・・。

・・・暑い・・・。

何でも東京で今年初めての真夏日だったとか。

これでは運気が上がるどころか
熱中症で精気が萎えてしまう。

まずは涼みましょうと
もうろうとした頭で
いい加減にランチのお店を選んだのが悪かった。

・・・旨くない・・・。

わざわざ直射日光を浴びようと家族を誘っておいて
これでは家長としての沽券にかかわってしまう。

「スイーツでも食べながらお茶でもしようか。」

妻と娘の機嫌をとりながら
すぐ近くのカフェに直行。

「またつまらんケチが入ってしまった。」

すこしいらっとなる自分を
せっかくの休日なんだからとなだめ
娘のアイスクリームを少し分けてもらいながら
さて、この後どうしようかとしばし思案。

うん、そうだ。

ずっといきたいと思っていた場所に
再び家族を誘って行くことにしました。

さて、
この暑い中
さらに場所を変えることが
吉と出るか凶と出るか。

続きは次回更新で。

にしても、
この2日後に熊谷で
39℃台の最高気温を記録しましたね。

今年は昨年と違って
例年並みか
例年よりはやや涼しいとの長期予報だったと
記憶しているのですが。
6月からこの調子では節電はいったいどうなるんだろう。






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りんごの詩

CS放送つながりで・・・
本日2本目の更新です。

「刑事物語」シリーズが放送されています。
武田鉄矢さん主演の映画です。

1983年に第1作が上映され
第5作まで製作されました。

大学時代
ビデオをレンタルし
すべて拝見しました。

特に第2作の「りんごの詩」が当時大好きで
何度も繰り返し見たはずなのですが
既に20年以上経過していて
かなりの部分が記憶から飛んでいました。

で、先日久しぶりに見ました。

男性としての
強さだったり
優しさだったり
謙虚さだったり。

そういったかつては確かにもてはやされたはずの
人間としての美徳ともいえるべきものが
武田鉄矢さん独特の不器用な設定の主人公を通して
その作品には満ち溢れていました。

「ああ、こういう人間になりたい。」

そう思っていた当時の自分が不意によみがえり
あの時なんでこの映画が大好きだったのかが
あらためて思い出され
夢中で見入ってしまいました。

そういった美徳も
今となってはともすると間抜けなものとして
省みられなくなってきている気がします。

そういう自分も
開業し、子供が生まれてからは
失敗を恐れ
まるで追い立てられるかのように
スマートさ、
器用さ、
要領の良さ、
そういったものばかりを追ってきた
この何年間だったろうと思うのです。

不器用で人間味のある人が
今でも大好きなはずなんですが。

何でこんな重たいことを思うに至ったか・・・

少し伏線があります。

またまたテレビの話になりますが
4月初めに黄砂のダメージで
実は数日間寝込んでいたのですが
寝ながら布団の中でふとテレビをつけると
TBSドラマの「JIN-仁-」の
第1シリーズが再放送されていたので
つい見ていました。

武田鉄矢さん扮する緒方洪庵 が
最後のときを迎えるに当たり
主人公の大沢たかおさん扮する仁に
「自分(仁)に望むものは?」と尋ねられたとき
「(医術による)太平の世を」と答える場面がありました。

一般の方が見ても大変感動的な場面なのですが
医師としても見ていた僕は
脳天をぶん殴られるような衝撃を受けました。

いまわの際に及んでも
人様の健康は言うに及ばず
社会の平和までをも願うその実直さ・謙虚さに。
医師としてのその理想像に。

さて、
これらの複雑なことを
この先どうやって娘に伝えよう。

出来れば、
映画のマドンナ役で出演されていた女優さんが
当時も
今になっても
可愛いなあと思っていることだけは
妻ともども内緒にしておかないと。





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アン・ルイス

久々の更新で恐縮です。

良い内容のブログを、と気負ってしまい
つい更新に二の足を踏んでしまうようです・・・

もう少し気楽に気構えて。

もう一つ、
興味ある話題が思い浮かびません。

正しくは
地震・津波・原発事故に関する情報のインパクトに圧倒され
その他の日常茶飯事的な話題は
なんとなく影が薄くなってしまっている、という心境です。

で、そういった心理状態で話題に何を選ぶか。

散々悩んだ結果が表題の「アン・ルイス」というわけです。

CS放送で「夜のヒットスタジオ」の再放送をやっているので
録画したあとまとめて内容をチェックしています。

懐かしい歌手の方々の中で
今見ても圧倒的な存在感のある方が
アン・ルイスさんだったというわけです。

アン・ルイスさんといえば
「六本木心中」といったバブル期に流行った当時の彼女を
思い浮かべる方が多いと思いますが
僕が見た映像は
1978年に発売された「女にスジは通らない」。

楽曲の良さ・歌のうまさ・ファッションの奇抜さ。

イメージで言うと
ちょっと前ならシンディー・ローパー、
今で言うならレディー・ガガといったところでしょうか。

当時僕は13歳。
時代もまだ今のように進んではいなかったので
彼女のような前衛的な女性をテレビで見るのは
大人になってから初めて足を踏み入れるべき領域をのぞき見るようで
なんとなくどきどきしていたのを思い出しながら
その日は夜中まで10回以上繰り返し録画を見ていました。

で、翌日は
バブル世代のディスコよろしく
夜中までゲハゲハ遊んでいた妻に
「懐かしい映像があるよ」と一緒に見ていると
いつもの通りカットインしてきた娘いわく、
「変な歌!!」

そっか、
君はまだ5歳だからこの良さがわからないんだね。

そう大人らしく対応しその場を収めましたが、
別の日に外来で20代後半のある患者さんに
アン・ルイスさんの話題にはずみで触れてみたところ
ご存じないとのことでした。

考えたらゆうに10年くらいはもう
第一線での活躍にはお目にかかっていない気がする・・・。
(後でわかったのですがパニック障害を患われて
アメリカに在住されているとのことです。)

あんなに有名な方でさえ
時間の経過とともに
さまざまな価値観が生まれては消えていく中で
人々の記憶の中から忘れ去られていくんだな。

娘よ、
5歳だからわからないんではなくて
僕らが良いと思ったことを
ちゃんと次の世代に伝えずに
価値観を次々に使い捨てのように切り捨ててきたから
あのよさを良いと感じるだけの感性が育たないんだね。

さあ、これは大変だ。

ホントは
忙しくてブログ更新が出来なかったんだけれど
僕がいいと思うことを
ちゃんと娘に伝えるだけの時間を作らなければ。
出来れば僕がいけないと思うこともちゃんと伝えながら。



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