アン・ルイス

久々の更新で恐縮です。

良い内容のブログを、と気負ってしまい
つい更新に二の足を踏んでしまうようです・・・

もう少し気楽に気構えて。

もう一つ、
興味ある話題が思い浮かびません。

正しくは
地震・津波・原発事故に関する情報のインパクトに圧倒され
その他の日常茶飯事的な話題は
なんとなく影が薄くなってしまっている、という心境です。

で、そういった心理状態で話題に何を選ぶか。

散々悩んだ結果が表題の「アン・ルイス」というわけです。

CS放送で「夜のヒットスタジオ」の再放送をやっているので
録画したあとまとめて内容をチェックしています。

懐かしい歌手の方々の中で
今見ても圧倒的な存在感のある方が
アン・ルイスさんだったというわけです。

アン・ルイスさんといえば
「六本木心中」といったバブル期に流行った当時の彼女を
思い浮かべる方が多いと思いますが
僕が見た映像は
1978年に発売された「女にスジは通らない」。

楽曲の良さ・歌のうまさ・ファッションの奇抜さ。

イメージで言うと
ちょっと前ならシンディー・ローパー、
今で言うならレディー・ガガといったところでしょうか。

当時僕は13歳。
時代もまだ今のように進んではいなかったので
彼女のような前衛的な女性をテレビで見るのは
大人になってから初めて足を踏み入れるべき領域をのぞき見るようで
なんとなくどきどきしていたのを思い出しながら
その日は夜中まで10回以上繰り返し録画を見ていました。

で、翌日は
バブル世代のディスコよろしく
夜中までゲハゲハ遊んでいた妻に
「懐かしい映像があるよ」と一緒に見ていると
いつもの通りカットインしてきた娘いわく、
「変な歌!!」

そっか、
君はまだ5歳だからこの良さがわからないんだね。

そう大人らしく対応しその場を収めましたが、
別の日に外来で20代後半のある患者さんに
アン・ルイスさんの話題にはずみで触れてみたところ
ご存じないとのことでした。

考えたらゆうに10年くらいはもう
第一線での活躍にはお目にかかっていない気がする・・・。
(後でわかったのですがパニック障害を患われて
アメリカに在住されているとのことです。)

あんなに有名な方でさえ
時間の経過とともに
さまざまな価値観が生まれては消えていく中で
人々の記憶の中から忘れ去られていくんだな。

娘よ、
5歳だからわからないんではなくて
僕らが良いと思ったことを
ちゃんと次の世代に伝えずに
価値観を次々に使い捨てのように切り捨ててきたから
あのよさを良いと感じるだけの感性が育たないんだね。

さあ、これは大変だ。

ホントは
忙しくてブログ更新が出来なかったんだけれど
僕がいいと思うことを
ちゃんと娘に伝えるだけの時間を作らなければ。
出来れば僕がいけないと思うこともちゃんと伝えながら。