クリスマスプレゼント

当院の今年のインフルエンザワクチン集団接種が
昨日やっと終わりました。
今後も診療時間中に個別での接種は引き続き行ってまいりますが
まずは一息、と言ったところです。
毎週末をこれに割いていたので
最近の外来の混雑による疲れも手伝って
ブログの更新がどうしても滞り気味でした。
ごめんなさい。

で、その忙しい外来の中で
面白いなあと思ったエピソードをいくつか。

あるお母さん。
2人の息子さんの鼻水の治療でそれまでに数回、頻回のご来院。
「鼻水の色はどうですか?」との問いに
「兄は初め黄色でしたがだんだん透明になってきました。」との答え。
疲れていたのでついふざけて
「花の色は移りにけりないたづらに・・・」と小野小町の一首を口ずさみ
もしかしたらこの歌を知らないといけないと思い
あわてて「ご存知ですか」と尋ねたところ
「(弟の鼻水はまだ黄色いのですが)
鼻水の色は兄弟間でうつっていく、ということですか?」とのご返事。
”花”と”鼻”ですか・・・う~ん、うまいなあ・・・。

別のお母さん。
「息子は疲れるとよく吐きます。頭も痛いと。」とのこと。
「自家中毒だと思いますよ。自分の”自”に”家”と書きます。」とご説明。
「えっ、私の家に対する中毒ですか?私、よく叱るから。」
あははは・・・
大笑いしたあと、自家中毒とは幼少時の片頭痛の表現形であること、
私自身も幼いころ同じ症状があり現在片頭痛持ちであることを説明し
お互いに大笑いいたしました。

インフルエンザワクチン接種で気づいたこと。
特に今年は若いお母さん方が接種に際し
「痛いですか?」
「注射苦手なんですよね」
と言った発言をされる方が多かった気がいたします。
「出産のほうがずっと痛いと思うんですが」と
その度に笑いながらお答えしてきたのですが
本日もあるお母さんのワクチン接種の際同じやり取りになって
はっとしました。
「母親にとってお子さんを生む痛みは注射の痛みと違って
純粋な意味での痛み記憶として残らないのではないのか!?」
なるほど、
だからあれほどの激痛のあとでも
また出産できるんだ・・・。
神という存在がもしあるなら
なんておつな事をなさるんだろうか。

冬の繁忙期で心身ともに疲れている中
心温まるエピソードをたくさんいただき
ほんとにありがとうございます。
個々には長い時間の対応が残念ながら出来ませんが
こんな素敵な外来の時間をいただき
とても感謝しています。

いつの間にか12月ですね。
お子さんにとってのクリスマスのように
皆さんが楽しい気分でずっといられますように。
感謝の気持ちにかえて。
サンタクロース様へ。