インフルエンザを考える

始まりました。
今年もインフルエンザワクチン接種の時期が。

統計では
ワクチン接種される方の割合は
16歳未満及び65歳以上の方の約50%、
16歳以上65歳未満の方の約25%が
毎年接種されるとか。
意外と少ないんだなあというのが個人的な感想です。

今年に関して言えば
マスコミが早期の接種を勧めるキャンペーン放送を行っているようで
早くから接種を希望される方が例年に無く多く見受けられます。
おそらく接種される方の絶対数も例年よりは多いのでしょう。

予防医学の観点から言えば
多くの方が接種されるのは大変良いことです。

ただし、無責任に早めの接種を煽るのはいかがなものでしょうか。

今年の接種のピークは
当院だけで言えば例年よりおよそ1ヵ月早いです。

抗体価は接種4ヵ月目から下がり始め
接種6ヵ月後には消失するとのこと。

例年通り2月に感染の流行がピークとなるようなことがなければいいのですが。

まあ、
今年も流行株は昨年同様
豚インフルエンザ(H1N1型)でしょうし、
これは大人への感染率が低いことと
死亡率が毎年の季節性インフルエンザと大差ないことが
昨年の統計から判明しているので
あまり心配する必要は無いのかもしれませんね。

心配なのは
さきほどNHKニュースを見て知ったのですが
強毒性インフルエンザウィルスである
H5N1型により死亡した鳥が北海道で認められたとの報道。

本来、
昨年のパンデミック(大流行)はこのH5N1型によると予想されていたのですから
やはり近い将来
このウィルスによる流行は避けられないんだろうなあ。

昨年のパンデミックでは
マスクや消毒液、検査キッドが不足したり
院内感染を防ぐための院内導線の混乱をきたしたりで
現場はかなり疲弊しました。
その教訓を忘れることなく
来るべき強毒性ウィルスの流行に備えて
シミュレーションを仮想しておこうと思います。

そのときには
どうか皆様も慌てることなくご協力くださいね。

もっとも
今晩から急に冷え込むとのことなので
インフルエンザだけでなく
いわゆる普通の風邪も一気に流行し始めることと思います。

手洗い・うがい・マスクの着用や
暖房時の加湿管理にご注意の上
どうか皆様ご自愛下さい。