あなたのとりこ

前々から、
うちにあるコンパクトデジカメの写りの悪さには不満でしたが
先日、
幼稚園の運動会で娘が徒競走に出た際
このデジカメでとった娘の雄姿があまりにお粗末だったので
とうとう昨日の休みに
デジタル一眼レフカメラを購入しました。

一眼レフカメラといえば
中学生のころ
父親の持っていた東京光学のトプコンという
自動巻上げでもオートフォーカスでもない
まったくのマニュアル作動のカメラを借りて
出かけるたびにいろいろなものを撮っていました。

今では壊れてしまいましたが
形見分けのつもりで既にもらってあり
いつか直してまた使ってみたいと大切にしまってあります。

で、昨日は
あるプロのカメラマンの方のお勧めで買いました。
キャノンのEOS KISS×4。

今のデジタル一眼レフってすごいんですね!!
背景をぼかしたり
動く被写体を連写したり。

その方が
「こういうカメラがあるとプロの仕事が要らなくなる」とおっしゃっていましたが
ほんとに素人の僕でもビックリするくらいの仕上がりに簡単に撮影できました。

トプコンとは雲泥の機能差です。
とはいえ、
個人的にはトプコンのように
ピント合わせやシャッター速度・絞りの調整を
自分でしながら撮影するはもとても楽しかったのですが。

EOSだと
こんな僕でもあっという間にエセプロカメラマン。
素人とプロの境界があいまいになるのは
今の時代
どこの分野でも同じなんだなとちょっと複雑な気分。

だからといって
EOSに不満があるわけではありません。
むしろその逆で非常にうきうきしてます。

僕の記憶が正しければ
大学に入学した昭和60年かその前後に
初代のEOSが確か発売になったはずです。
そのときのCMソングがとてもさわやかな曲だったので
非常に印象に残り
EOSにも興味を持ち始めて
カメラに詳しい同級生に
EOSのことを詳しく教えてもらったのをよく覚えています。

後で知ったのですが
シルヴィ・バルタンさんの「あなたのとりこ」という有名な曲です。
その後もその曲は
今までにいろいろなCMに使われてきましたが
聞いたのはその時のEOSのCMが初めてです。

僕自身がその後年を取るにつれて
他にも彼女には「アイドルをさがせ」という有名な曲があること、
松任谷由美さんが彼女に憧れて歌手になったこと、
彼女はフレンチポップスというジャンルに当てはまり、
同じジャンルには他にフランス・ギャルさんがいて「夢見るシャンソン人形」という有名な曲があること、
といったことを少しずつ知って行きました。
いずれの曲も今では僕のお気に入りです。

そんな曲のイメージと重なって
当時もEOSは欲しいと思っていたのですが
四半世紀くらい前なのに
値段は10数万円していたと思います。
とても学生の身分では買うことはかなわず
憧れの存在でした。

で、昨日は売上高日本一の某家電量販店で
そのEOSをいよいよ購入したところ
ポイントサービスや期間限定の現金還元サービスなどで
通常・望遠用の両レンズがついて6万円台でした。
デフレとはいえ
発売当時の機能とは比べ物にならないくらい高性能になっているのに
値段は半分以下。
憧れの一品をやっと手にいれた感想は
うれしさよりもどこか不思議な感覚でした。

さあ、
せっかくの憧れを手に入れたのですから
ばしばし撮影しないと。

さしずめ
僕の「アイドルをさがせ」といったところ。

まあ今の時代、
カメラもって街中うろつけば
盗撮か
秋葉系お宅と勘違いされるのが関の山。

「あなたのとりこ」よろしく
うちのアイドルであるわが娘を
ひとつビシバシ撮ってみますか。