きれいなもの、美しいもの

1990年代の週刊少年ジャンプという漫画雑誌に
「忍空」という当時大好きだった作品が連載されていました。

その中の主人公のセリフに(正確ではないのですが)
「お前は悲しいものを十分見てきた。
これからはきれいなもの、美しいものだけを目にしていけばいい。」と
乱世に被害を受けた子供を慰める一節がありました。

20年近く経過していますが
中年になった今でも忘れられない言葉になっています。

年賀状をしたためながら
テレビの民放でやっていた
「今年1年を振り返る」的な番組を見ていました。

わが子を虐待死させる事件が多かったことが
一番印象に残りました。

悲しいことはもう十分すぎるくらい
経験せざるを得なかったのだから
死後の世界がもしあるというのなら
お亡くなりになったお子さんが
どうかこれからはきれいなものだけを見て過ごせるよう
心から願わずにはいられません。

水曜日から木曜日にかけての当院の連休に
家族で「ネズミの国」に出かけてまいりました。

さすがにアメリカ仕込みのテーマパークです。
幸せいっぱい夢いっぱい。
天気が良くて暖かかったことも手伝って
ま~あ、人もいっぱい。

娘は大喜び。

4歳の幼児にもかかわらず
初日は閉店の夜10時まで遊んでいました。

で、朝は8時の開店と同時にファストパスを取って
それからゆっくりと朝食をとったら
再び日暮れまでめいいっぱい遊んだあと
ネズミやアヒルの着ぐるみを着た方だらけのレストランで夕食。

両親はへとへとでしたが
娘はよほど興奮したのでしょう。
普段なら帰りの車中で寝入ってしまうことが多いのですが
まったく寝ません。

帰宅後、夜遅いにもかかわらず
「楽しかったよ。また行こうね。」
と満面の笑みでご満悦の様子。

そう、
わが子のこんなうれしそうな顔が見たくて
どの親御さんも一生懸命なはず。

いずれどのお子さんも人間社会の中で
悲しいことをたくさん経験していかなければなりません。
それを一つずつ消化して成長していくのに
小さい頃見聞きした
きれいなもの、美しいものが大きな原動力になると信じています。

「きれいなもの、美しいものをいっぱい見るんだよ。」
と娘にはいつも話しかけていますが、
今回も帰宅後
あらためて娘にそう話しかけたところ
嬉しそうにうなずいていました。

にしても、
ネズミの国は疲れるなあ。

もう少しお手軽に
幸せいっぱい夢いっぱい、
そんな場所があれば
家族サービスもおっくうにならないのですが。

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